お墓・仏事のQ&A

ここではお客様から数多く寄せられる、お墓、墓石に関する、よくある質問とその解答を掲載しています。ここには掲載されていない、墓石に関するお悩みや、疑問・質問がございましたら、お電話、お問合せフォーム よりお気軽に村山石工までお問合せくださいませ。

  • お墓はなぜ石なの?
    日本神話に出てくる『千引岩(ちびきいわ)』は神話の時代から『石』に霊が宿ると考えられ、神聖視されてきた最初のお墓であったのです。
    墓石の前で手を合わすと心が洗われる様な気分になるのは、現実とかけ離れた状況で亡くなった大切な家族やご先祖様と時を共有しているからで、人間として貴重な時間を過ごしているのです。
    家族の絆とは亡くなった尊い魂と現世の家族とが、心の中で会話することが始まりだと言えるでしょう。『千引岩』も墓石も生きているものと死者とが会話する、仲立ちをする石でこれが重要な意味なのです。
    お墓は魂の会話をするところなのです。

    日本人の信仰に根強く残るものとして『石』に対して深い思い入れがあります。
    これは一石一夕になくなるものでなく、これが二千年の伝統の持つ意味なのです。
  • 建墓について
    お墓は一生のうちで何度も建てる機会があるものではありません。信頼のできる石材店を選び安心して工事にかかりたいものです。
    お墓を建てるには、いつ、何日までに、というきまりはありません。しかしご先祖さまがこころよく安眠される場所をつくってあげるために、できるだけ早くお墓ご準備をされることが必要です。
    お墓を建てる時期としては、早い方で満中陰、百カ日、月忌、一周忌を迎えるまでのお盆、春秋のお彼岸、一周忌などの一年間の法要に合わせるのが望ましいでしょう。また年回、祥命日に合わせてお墓を準備することもあります。
  • お墓に使う石材は?
    お墓には硬質で風化に強い石が使われます。最も多く使われるのは一般的に御影石といわれる花崗岩で、安山岩、閃緑岩なども使われます。
    村山石工のサイト内にある墓石についてに、国産石、海外石のご紹介をしています。お時間があればご確認ください。
  • お墓を建てる時期は?
    いつ建てなければいけないと定まっているわけではありませんが、年忌法要あわせて建てることが多いようです。
    とくに新仏のあるお宅の場合には故人の一周忌に建て、開眼法要をあわせて営むことが一般的です。なお建墓にあたっては石材の加工から基礎工事、据付までおよそ一ヶ月以上かかることがあります。法事の予定などを考えあわせて、早目に発注しましょう。
    また最近では生前にお墓を建てる、寿陵墓という選択肢もあります。生前にお墓を建てることを、「寿陵」「寿墓」「寿塚」「逆修墓」などといい、生前にお墓を建てるとその一家が繁栄すると言われています。
  • お墓ができたら?
    お墓が完成したら、あらかじめお寺様とうちあわせて日どりを決め、開眼法要を行います。魂入れ、入魂式などともいわれ、開眼してはじめて、私たちが礼拝すべき容儀がととのうとされています。
  • お墓を立て直す時は?
    お墓を新しく建て直すときは、古いお墓のお魂抜きの法要を行い、ねんごろに供養します。
    そして新しい墓石を据付けて開眼法要を行い魂入れをします。
  • お墓を移転するには?
    お墓の引越しは「改葬」といわれます。書類での手続きが必要とされます。
    1. 旧墓地の管理者に埋葬証明書を発行してもらいます
    2. 受入証明書移転先の墓地管理者からもらいます
    3. そして、その二つを旧墓地のある市区町村の戸籍係または市民課などに提出します。改葬許可証の交付を受け移転します。
  • 霊園の形態について教えてください
    霊園の形態は主に民営霊園、共同墓地、寺院墓地、公営墓地の4つに分類されます。
    民営霊園
    経営母体は、お寺等の宗教法人であるが、ほとんどの場合石材業者が運営している。
    (それぞれに石材店あり)
    共同墓地
    昔ながらの墓地、その他区や自治会にある墓地。
    寺院墓地
    お寺の境内にある墓地。
    公営墓地
    都道府県や市町村が管理している霊園。
  • 墓地を売買・譲渡することはできますか?
    墓地を売買・譲渡することは出来ません。
    お墓が必要でなくなった場合、霊園に返還することになります。霊園によって決まり事は違いますが、いくらか返還金があります。
  • 霊標を使用する意味・メリットとは?
    霊標がない場合は、直接石碑に彫刻することになります。
    石碑のスペースは霊標にくらべて狭く、戒名も少人数しか入りません。そして、彫刻の工事をする時に大切な石碑に触れるということで、お寺さん等をお呼びして一度石碑から魂を抜いてもらい、工事が終了した段階でもう一度石碑に魂を入れてもらう必要があります。
    その時の「お礼」や「お車代」等、予算外の出費があるかと思われます。
    その点、霊標があれば約15体の彫刻が可能で、大切な石碑に触れることもないので、お寺さん等をお呼びしての抜魂式をする必要がありません。
    後々のことを考えると、霊標をお持ちのほうがお得かもしれませんね。
    霊標価格
    15万円~ 村山石工では施工時のみ彫刻代は無料です
    霊標がない場合(一度に掛かる費用)
    お礼等 抜魂 2万円~、入魂 3万円~、お車代・お膳代 1万円~、彫刻代 5万円~
    計11万円~